生物学の研究者であり、難病による車いすユーザーである並木先生は、病気や障害を抱えている人がアカデミアで活躍できるような環境を目指して、さまざまな活動・研究を行っています。
研究者を取材させてもらうといつも、研究内容以上に、研究者その人に魅了されるのだけど、今回も静かに心が震える忘れられない取材になりました。日本では障害をもつ人が研究できる支援はほとんど手つかずの状態。そこに当事者として道を切り開いていこうとしている並木先生の穏やかな笑顔を見ながら、世界の進化の始まりの段階に立ち会っているような気がしました。
ひとりの人ができることには限りがあるけれど、同じ未来を夢見た人たちが、想いをつなげていく。
記事を見た人の心に少しでも何かを届けることができれば、わたしもバトンの担い手になれるのかな。取材させてもらって感じたことや考えたことを、物語にもこめていきたい。
ひとつひとつ、魂こめて丁寧に誠実に仕事をしようと思いました。
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