共著|朝日新書『いのちの科学の最前線』チーム・パスカル 著

わたしが所属している理系ライター集団チーム・パスカルの初の著者本が2022年6月に発売されました。パスカルのメンバーそれぞれが1~3人ずつくらいの研究者取材を担当して書いた本です。


いのちの科学の最前線 生きていることの不思議に挑む

 チーム・パスカル(朝日新書)

〇〇に役に立つという応用科学と違って、伝わりにくい基礎科学の面白さを、何とか伝えたくてがんばりました。良い本になったからこれは何としてでも読んでもらわねばと思い、パスカルの先輩たちを押しのけ、わたしに書かせろー!とばかりに、まえがきも担当しました。

著述家・ライター・講師の佐藤友美さんセクシーな文章だとほめてもらった!やった。ほかにも研究者の方々にも面白く読んでもらったり、書評にも取り上げてもらったりしました。

遺伝子のスイッチによって切りかわっていく哺乳類の性、まるで知性を持ったかのように行動する粘菌、心理と体が呼応する仕組みなど、最前線の生命科学と、そしてこころの科学が詰まった1冊です。

過去に取材した先生を今回の本のためにもう一度取材することもできたのも、面白かったです。なかには、わたしの書いた原稿がよかったからまた受けてもいいよと言ってくれた先生もいて、仕事のひとつひとつが未来を作っていくんだなって思いました。

取材に応えてくれた先生方、朝日新書の編集者の大場さん、ありがとうございました。まだまだ紹介したい研究はたくさんあるので、続編が出せたらいいな。



小説と科学を書く人― 寒竹泉美

小説家/ライター 寒竹泉美のウェブサイトです。近況報告やお知らせ、仕事など。

0コメント

  • 1000 / 1000