漫画原作・本文執筆|学習漫画『ぼくらの感染症サバイバル』(いろは出版)

人類が感染症と戦ってきた歴史が、漫画とイラストで楽しくわかる本『ぼくらの感染症サバイバル 病に立ち向かった日本人の奮闘記』の漫画原作と本文執筆を担当しました。漫画の絵は佳奈さん、本文の絵は大原沙弥香さん、監修は医療社会学が専門の香西豊子先生です。

全部の漢字にふりがなが振ってある総ルビ仕様で、小学校高学年から楽しんでもらえます。友人の10歳の子もあっという間に読んでたから、漫画好きの子なら、10歳から大丈夫かも。

『ぼくらの感染症サバイバル 病に立ち向かった日本人の奮闘記』

税込1650円。漫画があって、詳しい解説もあります。日本だけじゃなく、同時期の海外の動きもわかるようになっております。


奥付にはわたしの名前も入っています。


感染症との戦いの歴史を日本も世界もすべて網羅しつつ、わかりやすく、イラスト入りで説明するというのは、想像を絶する大変な作業でした(笑)いや、ほんと、笑うしかない。イラストたっぷり入って本文の文章量が少ないから、ほかの書籍よりも楽かな・・・なんて思っていた過去のわたしに「そんなわけないやろー」って言いたい。本文が少ないからこそ、何を書いて何を書かないかの取捨選択が大事になる。取捨選択をするためには全部を知ったうえで、その重要度まで把握しないといけない。章ごとに時代が違うのですが、その時代の本を積み上げまくってコピーと論文印刷しまくって、勉強しまくって、書きました。


ネットや動画の情報も、本の情報も、間違っていることが結構あった。医学と歴史の両方を知らないと書けない分野だからだと思う。医学の専門家でも歴史の専門家じゃないから、間違った歴史情報をうのみにしてたり、逆もそうだったりして。何を信じればいいのか、わからなくなる。でも、今回この本は監修についてくれた香西先生が本当に丁寧にチェックしてくれて、いろいろ教えてくれたおかげで、完成させることができました。


「医療社会学」という学問分野の面白さを知った。わたしは歴史の授業が好きじゃなくて理系に行ってしまったのだけど、こんなふうに科学や医学の歴史ならすごく興味が湧いた。なぜ今自分たちがこういう在り方なのかが、歴史を知ると見えてくる。わたしが子どものときにこの本に出会っていたら、歴史嫌いにならなかったのにな。逆もしかり。歴史好きで理科が苦手な子は、理科も一緒に興味もてると思います。


感染症はコロナだけじゃない。これからも戦いは続いていく。戦いの歴史を知ると、その基礎となる心構えというか地盤ができてくる。大人でも知らないことだらけだと思うので、ぜひ手にとってみてください。


漫画原作も大変だったけど楽しかったです。ネーム(コマ割りした下絵)のようなものも描きました。またやりたいな。もっとうまくなりたいな。理系ライターだけでなく、物語を作る小説家としての能力も発揮できて、とても嬉しかったお仕事でした。いろは出版の安永さん、お声かけいただきありがとうございました。

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